2022/07/18 19:00
7.21 リリースとなる、【THE END LINGERIE】についてお話します。
台湾出身デザイナーBei Kuoによる、アメリカを拠点とするブランド。
いたずら心とエコファブリックによって作られる、ファッションコンシャスなランジェリー。
ボディーピアスのパーツをたくさん散りばめたエッヂィなデザインでありながら、
肌にも、環境にも優しいオーガニックコットンやリサイクルファブリックを使用しています。
私がセレクトする際に最も重要視しているのは、デザイン性の高さと着心地のバランスです。
どんなにデザインが良くても身体に負担がかかるようでは、ランジェリーとしてはNGです。
かといって快適さだけを重視してしまうと味気ない。
そのバランスに最高点をつけるならば、このTHE END LINGERIEです。
ブランドとのお付き合いは 2018年から。
その何年か前にInstagramで存在を知った時の衝撃は、今でも忘れられません。
デザイナーのBei自身がビジュアルを飾っているのもとても印象的で、
アジア人らしい顔立ちや骨格を活かしたスタイリングがとにかくセクシーでかっこいい!と感じました。
彼女が起用するモデルやビジュアルのディレクションは、
体型、人種、性別を超越しているといったら伝わりやすいかもしれませんが、
そもそもそういう壁のような概念を感じないことが見ていてとても気持ちいいのです。
当時を振り返ると、一般的には均整の取れた外国人モデルを起用する企業がほとんどでしたし、
育乳・補正といったジャンル以外で、自らの身体を晒してく発信者は少なかったと思います。
私自身うすっぺらい身体で、当時ランジェリー業界で発信する者としては珍しい体型ではあった為、
日本人として、私の身体だからこそ表現できることを模索していました。
私と同じような身体で、もしもコンプレックスを抱えている人がいるのであれば
それは素敵な個性だというメッセージをランジェリーを通して伝えられるのではないかと。
そんな中、彼女の発信するスタイルは自分とも重なる部分があるなと感じ、
今も彼女の存在に背中を押してもらっているといっても過言ではありません。
当時はアメリカのみの取り扱いだったので、いつかは取引できたらいいな、くらいに思っていましたが
ある日デザイナーのBei本人からコラボレーションしよう!とご連絡をいただいて。
嬉しくて嬉しくて速攻で “はい!”とお返事をしました。
今回、MOOLとして初のお取り扱いとなります。
THE ENDへのリスペクトを込めて撮影をさせていただきました。
とってもお気に入りのビジュアルになったので、是非たご覧いただけましたら幸いです。
Photographer : Daisuke Hisamatsu